水無月『同じ空と海』|五輪塔アートカレンダー解説

水無月 『同じ空と海』

あの人はここからの景色をどんな想いで見ていたのだろう

同じ場所に立つ私は今、その想いに気がつけているだろうか

天と地から感じる確かな力

ここに立って、同じ空と海を見る

何千年もの時をこえて、確かにここに存在していた


 六月の五輪塔アートは、江ノ島にある岩屋の中から見た景色から。江ノ島には数回しか行ったことがなく、この日は初めて端から端までゆっくりと回りました。いつも神社などに行くときには、呼ばれていくため特に知識がなく、たまたま行って「ええ!ここってそうだったんだ!」と知ることばかりなのですが、この日もまさか、江の島大師があることも、ここに空海が修行をした場があることも、行って初めて知ったのです。

 この岩屋の中から、1200年以上も昔、空海が同じ景色を見ていたんだと思うと、本当に心から感動します。言葉に言い表せない感情が湧いてきます。

 呼ばれて行って、こういった体験をすると本当に自分の心に刺さります。情報であふれている現代。調べればいくらでも分かってしまいますよね。あえてこうやって自らの足で行って知るということ。なんて素晴らしい体験をさせてもらっているんだと思います。

使用画材:顔彩絵具 OU yui yagashiwa


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